分析機能

会員管理システムの分析機能とは

会員のデータをグラフ化して確認したり、曜日や性別、契約コースといった条件ごとに入会状況を確認できたりするのが分析機能です。会員情報を一元管理できるだけでなく、分析機能を備えることで販売戦略を立てることや、顧客への効率的なマーケティング活動などをしやすくなります。

会員管理システムで分析できること

会員管理システムで得た顧客データを使って会員ポータルなどをつくり、顧客との接点を持つことができれば、さらに細かな顧客データを取得できます。そのデータを使って顧客分析を行うことが可能です。

顧客の嗜好・購買行動を分析

顧客の嗜好や購買行動を分析することによって、購買行動を促進する施策を策定できるようになります。個々の会員に合わせた商品のレコメンドなど、アップセルを進めていくこともできるでしょう。これら一連のプロセスでPDCAを回せば、結果もとに新たな顧客獲得にもつなげられます。

会員とのコミュニケーションタイミングを予測

会員の購買行動やコンタクト履歴などを分析することで、会員との最適なコミュニケーションタイミングを予測可能です。しばらく来店していない顧客などをリストアップし、休会や退会を回避するためのアプローチができるようになります。

メール配信の効率化

顧客分析によって、メール配信業務を効率化できます。顧客の嗜好や行動に合わせてメールやアンケートのターゲティングができるようになり、メール開封率やアンケートの回答率を高めることにつながります。

会員管理システムの分析機能のメリット

会員情報をデータベース化できる

会員管理システムを活用すれば、顧客の様々な情報をデータベース化できるといったメリットがあります。入会時や利用履歴から得られた情報に基づき、会員が必要としている情報提供がしやすくなるでしょう。年齢・性別・利用コースなど分類に応じて配信するDMやメルマガが選択可能で、必要な方に必要な情報を提供し、不要な方にまで情報を提供することはありません。

またアンケート機能を搭載した会員管理システムなら、リアルタイムで会員の要望・意見などを収集できるため、それらを活かしてサービスの質を高められるといったメリットもあります。

経営分析に活用できる

会員のあらゆる情報を収集すれば、その情報を活かして運営・経営にも役立てることができるでしょう。たとえば新規顧客を獲得するための広告作成などの戦略に活用可能です。紙ベースで管理していれば、どうしても情報を分析しにくくなり、せっかくの情報を活用できない恐れも。その結果、適切な戦略を練られないため運営・経営にも影響を及ぼしかねません。会員管理システムなら支店・エリアごとに異なる傾向も分析できるため、状況に応じた細かなサービス展開がしやすくなります。それぞれが抱えている課題なども把握しやすくなるため、課題に合った対策を構築できます。

会員管理システムの分析機能のここに注意

スタッフの情報入力を習慣化できるかが鍵

会員管理システムを活用すれば、さまざまな情報が自動的にデータ化されます。そのためスタッフに何の指導もしなければ、わざわざスタッフが情報入力する作業を行わなくなってしまいます。しかし本来は自動的にデータとなる情報だけでなく、スタッフと会員が口頭でしたやり取りも非常に重要な情報のひとつです。その情報がしっかりと吸い上げられなければ、顧客のニーズを把握することができません。とくにクレームの報告が徹底できないと、クレームへの対策・改善策の構築にも影響を及ぼしてしまいます。だからこそスタッフの情報入力が習慣化できるかが重要であり、小さなことでも情報をしっかりと入力するよう指導を徹底することが大切です。

システムが分析してくれるわけではない

会員管理システムを導入すれば、分析も自動的に行えると思っているケースも少なくありません。しかし会員管理システムは、あくまでも得られた情報を視認性に優れた資料へとダウンロードする、分析しやすいように配置するなどを行うものです。つまり分析する作業は人間が行う必要があり、コンサルティング機能を求められません。そのため情報を経営・運営に活用するためには資料を読み解く力が必要となり、その結果に基づいて戦略・実行を行うことが大切なのです。情報を適切に分析できなければ、得られたデータも全て無意味になってしまうので注意しましょう。

分析効果に即効性は期待できない

会員管理システムを導入したからと言って、すぐに分析効果が得られるわけではありません。PDCAを回しながら顧客の情報を蓄積することで、情報の精度が高められます。たとえ既に多数の会員を獲得していたとしても、新規ジャンル・エリアへ展開する場合には新たな情報が必要です。多くの情報が会員管理システムから得ることができますが、その情報だけでは不十分なケースも多々あるでしょう。そのため会員管理システムの情報だけを分析するのではなく、市場調査も踏まえて多角的な視点で分析することが大切です。

会員管理システムの分析機能はこんな人にピッタリ

ある程度運用してきた施設で、今後のサービス展開や集客率向上を目指している施設にぜひ取り入れたい機能です。傾向を分析することで、利用者の求めているサービスの提供につながります。

欲しい機能が充実している会員管理システムを探そう

一口に会員管理システムといっても、どんな悩みを解決したいかによって必要な機能が異なります。当サイトでは、悩み別に必要な機能とおすすめのシステムを紹介しています。どんな会員管理システムが自社に向いているのか、ぜひ参考にしてみてください。

分析機能がある会員管理システム

b→dash

顧客分析や売上分析、サイトアクセス解析など、マーケティング活動におけるさまざまな分析を行えます。顧客情報とユーザーのWeb上の行動履歴、エリアの天候などの情報を紐づけることによって、顧客のインサイトを見出し、サービス向上に繋げることが可能です。

i☆Member

会員の情報を分析し、コミュニケーションを促すことによって退会防止などに繋げる取り組みができます。例えば、長らく来館していなかった会員情報をスタッフ間で共有し、来館時の声かけを増やすといったアプローチができるようになります。

クライゼル

顧客データの属性情報を、棒グラフや円グラフ、ランキング、クロス集計などで可視化して分析を行えるクライゼル。メール配信機能と連携することで、分析結果や抽出条件に応じたダイレクトマーケティングを実施できます。

レストラン★スター

収集した会員データを自動的にグループ分けし、セグメントに応じたリピート販促などのマーケティング施策ができます。2~3ヶ月来店のない顧客など、来店情報に応じたメッセージ配信で、常連客を離さないような取り組みも可能です。

スマレジ

クラウド型POSレジとの連携によって、曜日別や時間帯別、客層などの売上分析ができます。会員ランクなどの情報を紐づければ、顧客ごとの購買傾向を把握でき、会員向け販売などの効果的なアプローチを見出せるようになります。

WEBカスタマン

会員制サイトの構築やWebサイト・アプリ開発ができるWebカスタマン。会員の基本情報のほか、来店履歴や応対履歴、商品の購入履歴などのデータ収集や管理ができるため、情報を活用して顧客満足度向上のための取り組みができるようになります。

Smart Hello

来場や売上、在籍、アンケートなどのデータを選択してステップに沿って条件を指定するだけで、独自の分析レポートを作成することができます。作成したレポートのスタッフ間共有もでき、データに応じた施策の立案などに役立てられます。

WebMD/PRO

会員情報から会員の嗜好やニーズを分析し、キャンペーンやイベント情報などをメール配信する機能がついています。配信したメールマガジンの開封率やURLのクリック率などを分析することによって、販促活動の改善施策につなげられます。

F-RevoCRM

イベントやセミナーなどに来場した会員情報を分析することによって、新規顧客を獲得するためのマーケティング立案ができるF-RevoCRM。スタッフのフォロー漏れを防ぐことによって、休会や退会などを防ぐ取り組みにも繋げられます。

JCS

会員ランクごとのプロファイル分析や顧客データと販売データとの連携によって、顧客分析を代行するサービスを提供しているJCS。分析をもとに、ポイントプログラムの導入といった優良顧客を増やすためのマーケティングに活用できます。

SELECT TYPE

予約受付や決済管理のほか、顧客管理機能も搭載されているシステムです。Googleアナリティクスによるアクセス解析や顧客分析を連携できるようになっており、予約完了までのコンバージョンのトラフィック計測にも対応しています。

NURO AI CRM

AIによる予測分析機能が備わっているNURO AI CRM。キャンペーンやクーポンなどの施策に効果があるかを事前にAIが予測してくれるため、効果の高い施策を優先的に実施できるようになります。その他、顧客情報をもとにしたリードや売上予想も可能です。

Ambassador Relations Tool

レジアプリやメルマガ配信、CRMなど、業態に合わせてさまざまなサービスを組み合わせられるシステムです。顧客の特定の行動に対してマーケティングを打ち出したい際に、大量一斉メルマガ送信や顧客満足度調査のアンケートのデータを活用できます。

Platinum Fitness

フィットネスクラブやスポーツジムなどの入退室管理、予約機能のほか、オリジナルの帳票や統計表を出力できる機能が搭載されています。POSレジと連携して顧客データを分析すれば、店舗での販売やレンタルなどの売上向上に役立てることが可能です。

らくらく顧客管理

会員の年齢や住所などの情報から統計データを抽出できる自動統計分析機能が搭載されています。統計から適切なアプローチを見出したり、会員の集中するエリアを特定してエリアごとのマーケティングを打ち出したりできるようになります。

Nice!Members

収集した顧客の情報をデータ化し、絞り込み条件によって検索する機能が付いているので、集計結果をランキングなどで出力してマーケティングに活用することができます。行方向や列方向の集計項目を指定したクロス集計も可能です。

業界別の
おすすめ会員管理システム

ジム・フィットネスに
おすすめの
会員管理システム3選

【選定理由】2022年2月1日時点で「会員管理システム」のGoogle検索で上位2P目までに出てきた54システムからピックアップ。
「会員管理」「予約機能」「入会受付」「分析機能」が備わっていて、
公式HPに導入費用と月額費用の記載がある中で、初年度にかかる費用が安い順にシステムを選定。

多機能・低価格...3社の中で最も価格が安く、オプションなしで出来る機能が多い。
豊富な連携機能...選定基準を満たしている企業で、唯一LINE連携に対応している。
健康管理...健康管理ができるクラウドサービスとの連携がある。

※1年目費用目安:「月額料金×12ヶ月分+初期費用」で算出。
機能:基本機能で対応できるものは〇、対応できないものは-、オプションで対応できるものは△で表示。

システム名 1年目費用目安 機能
多機能・
低価格なら
Smart Hello

公式サイトを
見る

詳しく見る

374,000円
内訳初期費用:110,000円
月額費用:22,000円
※ライトフィット・スクールプラン
会員管理 会費/請求管理 受付管理(入会/変更)
予約管理 スクール管理(欠席/振替、進級) 売上管理
来場・入退館管理 クレジットカード決済 口座決済
POS機能 多店舗管理 アンケート作成
メルマガ・DM配信 LINE連携 テクノジムMyWellness連携
- - -
豊富な
連携機能なら
hacomono

公式サイトを
見る

詳しく見る

627,000円
内訳初期費用:165,000円
月額費用:38,500円
※基本プラン
会員管理 会費/請求管理 受付管理(入会/変更)
予約管理 スクール管理(欠席/振替、進級) 売上管理
来場・入退館管理 クレジットカード決済 口座決済
POS機能 多店舗管理 アンケート作成
メルマガ・DM配信 LINE連携 テクノジムMyWellness連携
-
健康管理も
行うなら
SLIM

公式サイトを
見る

詳しく見る

805,000円
内訳初期費用:385,000円
月額費用:35,000円
※総合フィットネスパック
会員管理 会費/請求管理 受付管理(入会/変更)
予約管理 スクール管理(欠席/振替、進級) 売上管理
来場・入退館管理 クレジットカード決済 口座決済
POS機能 多店舗管理 アンケート作成
-
メルマガ・DM配信 LINE連携 テクノジムMyWellness連携
- -

ジム・フィットネスにおすすめの
会員管理システムを詳しく見る

サービス業におすすめの
会員管理システム3選

【選定理由】2022年2月1日時点で「会員管理システム」のGoogle検索で上位2P目までに出てきた54システムから、
公式HPにホテル・飲食業の事例や説明の記載があった3社をピックアップ。

※1年目費用目安:「月額料金×12ヶ月分+初期費用」で算出。
機能:基本機能で対応できるものは〇、対応できないものは-で表示。

システム名 1年目費用目安 機能
Prius Pro

公式サイトを
見る

18,700円
内訳初期費用:5,500円
月額費用:1,100円
予約管理 予約フォーム作成 データ分析
メルマガ・DM配信 入会受付 チェックイン機能
-
Ambassador Relations Tool

公式サイトを
見る

353,760円
内訳初期費用:0円
月額費用:29,480円
※クラウドプラン
予約管理 予約フォーム作成 データ分析
- -
メルマガ・DM配信 入会受付 チェックイン機能
- -
WEBCAS CRM

公式サイトを
見る

400,000円~
内訳初期費用:100,000円
月額費用:25,000円~
予約管理 予約フォーム作成 データ分析
-
メルマガ・DM配信 入会受付 チェックイン機能
- -

サービス業(ホテル・飲食)におすすめの
会員管理システムを詳しく見る

学会におすすめの
会員管理システム3選

【選定理由】2022年2月1日時点で「会員管理システム」のGoogle検索で上位2P目までに出てきた54システムから、
公式HPに学会または協会、団体の事例や説明の記載があった3社をピックアップ。

※1年目費用目安:「月額料金×12ヶ月分+初期費用」で算出。
機能:基本機能で対応できるものは〇、対応できないものは-で表示。

システム名 1年目費用目安 機能
MiiT+

公式サイトを
見る

0円
内訳初期費用:0円
月額費用:0円
※MiiT+を利用した決済がある場合のみ、1決済ごとにシステム利用料が発生
予約管理 会費管理 会員交流機能
- -
データ分析 メルマガ・DM配信 入会受付
-
スマートコア

公式サイトを
見る

168,000円~
内訳初期費用:0円
月額費用:14,000円~
※スタンダードプラン
予約管理 会費管理 会員交流機能
-
データ分析 メルマガ・DM配信 入会受付
- -
SMOOSY

公式サイトを
見る

300,000円
内訳初期費用:0円
月額費用:25,000円 ※スタンダードプランかつ200名以下
予約管理 会費管理 会員交流機能
-
データ分析 メルマガ・DM配信 入会受付

学会におすすめの
会員管理システムを詳しく見る