クラウド型の会員管理システムとは

クラウド型は、ネットワーク上のシステムを利用する形式でリリースされている会員管理システムを指します。ネット上で開発会社がシステムの母体を管理しているため、セキュリティやシステムの保守運用などをお任せできる点が魅力です。スマホのアプリのような感覚で、機能を利用できます。利用には定額の料金が必要になるケースが多く、解約するとデータも利用できなくなってしまうので導入するシステムの選択には注意が必要でしょう。

クラウド型の会員管理システムのメリット

リーズナブルに導入できる

クラウド型は、システム提供側がサーバーやセキュリティなどを準備しています。初期費用は数千円から数万円程度であるケースが多め。パッケージ型に比べると、手軽に導入できます。

楽に運用できる

クラウド型は、新機能の開発や不具合の更新など、システムのメンテナンスも全て、システム提供側が行ないます。利用する側は更新するだけで使えますので、運用が非常に楽という点もメリットです。

最新のセキュリティを利用できる

クラウド型では、セキュリティの更新をシステム提供側が行なっており、常に最新のセキュリティ状態で利用可能です。ウイルスは日々進化しているため、複雑な管理なしに安全性を高められるのはクラウド型の魅力でしょう。

クラウド型の会員管理システムのデメリット

カスタマイズ性が低い

クラウド型のデメリットとしては、カスタマイズ性が低いということが挙げられます。自社にシステムが導入されることで、自分でカスタマイズが可能になるパッケージ型と異なり、あくまで開発会社がリリースしているシステムを利用することになるので独自の機能を開発して取り入れることができません。欲しい機能があっても、システム提供側がそれを用意しない限り導入が難しくなります。

システム提供側の環境に左右される

クラウド型の1番のデメリットは、ソフトがオンライン上にあるため、システム提供側の環境に左右される点。もしシステム提供側のサーバーがダウンしてしまうと、利用者はソフトを利用できなくなり、データを参照できません。導入前の際は実績のある会社を選ぶなど、運営状況を確認するようにしましょう。

近年は扱いやすい
クラウド型の会員管理システムが主流

会員管理システムにはクラウド型とパッケージ型の2種類がありますが、近年はネットワーク上で利用でき、導入の際のコストや手間がかかりにくいクラウド型の導入が主流になっています。

クラウド型のデメリットとして主にあげられるのが、システムの母体を自社管理にできないため、機能のカスタマイズがしにくい点。この点も、最近では充実した機能がリリースされており、よほどマニアックな機能や運用方法でなければ、クラウド型のシステムのほうが扱いやすい可能性が高いでしょう。

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